土曜日。高円寺駅、人混み。改札口を出るまで10分もかかった。人ごみが好きじゃないから、祭りなら麻布十番、神楽坂ぐらいでいい、初詣でも、明治神宮より東京大神宮のほうがいい。それでもだめだったら、新宿の花園神社(財運)に行く。人も少ないし、縁起もいい。 高円寺の東京第54回阿波踊りは初デビューだ。駅に着いた瞬間、本当に暇な人が多いなと思った。毎年120万の人出があるらしい。会場を案内しているのはディズニーランドのキャストみたいなボランティアとお巡りさん。まあ、会場というよりむしろ街の全体ね。全国各地から集まってきたお祭り好きが元気よく踊っている。特に徳島出身のグループが多い。プロの踊り手より地方の自治体あるいは町の人々が中心となっている。つまり、完全な市民参加型のイベント。特に日本はこの辺が得意。中国では、有名人あるいはプロがこないと、皆観に行かないね。 阿波踊り自体は真っ当な踊りじゃなくて、皆で楽しむ踊りのような気がする。いわゆる、大衆遊び。女踊りは、網笠を深く被り、化粧も艶っぽくて、足先で上品に踊る(踊り方は、古代武術の構えの状態みたいに、ガードするように左手を前に出して右手に切り替える。そして、その繰返し)。男踊りは自分の顔を隠し、懐中電灯を持ちながら、泥棒役を演じる(?)。いったい何を伝えたいのかと自分なりに考えてみた。まず、登場人物はナンパ師と芸者。昔の夜町である男性と芸者に出会った。ナンパして断れて、再びナンパする男のストーリーから転じた踊りかもと僕は勝手に推測した。まあ、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々…」、仰る通りね。 ちなみに、阿波踊りの掛け声は最初は知らなくて、連(グループ)によってそれぞれ「ヤクザー」、「ヤクサー」、「アサクサ」と聞こえてくる。あとで読売の特別号外を読んだら、「ヤットサー」と言ってたことがわかった。友人が言った通り、確かに掛け声には、特に意味はないね。その後、高円寺の中華に行って、青島ビールを締めにして帰った。