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4月, 2011の投稿を表示しています

よい週末033

鈴木 ひろみ、27歳、新宿区区議会議員立候補である。僕のマンションと道路を挟んだビルは彼女の選挙活動の基地だ。毎週木曜日の朝は早稲田駅の1番出口で出勤する地元のサラリーマン向けに選挙の演説をやっていた。今日は土曜日、明日の選挙まで最後のチャンスとなった。最後の最後、ひろみさんは自分の最も馴染んでいる街を選んで、1番出口を決意の場とした。雨の中、傘をささずに、かすれた声で早稲田近隣の皆さんに最後のお願いをしていた。正直、選挙権のない僕も彼女を同情するようになる気がした。きっと根気よく、粘り強いと評価されるだろう?けれど、それは、新入社員の面接で、実績のない彼らをたったの20分で判断することと同然だ。どうも難しい。 少し気になって、彼女の経歴を調べた。というより、単に日本のエリートの政治離れを裏付けたかったのだ。ウェブサイトに書かれた彼女のプロフィールを確かめたら、満足のいく答えが見えた:無名短大で民主党区議会議員の秘書を経て新人出馬という略歴だった。けれど、マスメディアに罵倒された日本政治に飛び込もうとする彼女に敬意を払いたい、或いは、就職できず、結婚相手見つからない最悪なパターンかも。 と言いつつも、10万人口の新宿区で62名の議員立候補が現れ、激しい競争とも言える(少なくとも渋谷区より20名近く多い)。マスメディアが主導する日本政治では、政治家という職業は決して楽ではない。 「コピーしたように横並びの一面トップ、政局しか伝えない政治面、事件記者が狂奔する警察捜査の「前打ち」スクープ、企業のプレスリリースに毛が生えた程度のビジネス記事......記者クラブ問題は、横並びで批判精神に欠けるこういった記事が生まれる原因のごく一部にすぎない。本当の問題は「シンブンキシャ」という人種の多くが思考停止していることにある。」(Newsweek日本語版より) だから新聞はつまらない、そしてなにより、こんなつまらないメディアを作ったのはあなた自身だからだ。

よい週末032

もともと先輩と食事の約束だったが、先輩は土曜日は雨で外に出たくないと言って、食事をキャンセルした。雨とともに運ばれた放射性物質を恐れているからだろうか。俺もこの契機に小雨は傘をささない習慣を徹底的に直さないと。今週は花見が終わって、杉の花粉も飛ばなくなって、マスクなしの生活が再開できる。目がぐずぐずしないし、症状が軽減される、くしゃみが出るぐらい。 以前、少し変わった上司がいた。確かに変な研修(カーネギー自信倍増みたいなもの)を受けた修了証書を僕に見せた記憶がある。そんな上司との期末面談で言われたのは、現職への適性について「分からない」「どちらでもいえない」を選んだ人はもっともダメで、淡々とした仕事姿勢は組織を阻害する。僕の勘違いかもしれないが、嫌でもNOをはっきり言わずに曖昧な表現にするのが日本的な考えだと思ったから、「どちらでもいえない」を囲んだわけ。結局、しょうがなく「現職を継続したい」に直した。皮肉なことに、その3ヶ月後、僕は現職を続けていて、あの上司は異動した。ちょっとやらせ感があって悔しかったけれど、きっと彼もうちの淡々とした職場スタイルに適しないだろうと僕は思う。 チャレンジしないことによって自分の生活が変わることもない。当然ながら、世の中に大きな変化も訪れない。最近、安定志向、現状維持などの言葉がだんだん嫌になっている。チャレンジシートと言いつつも、挑戦的なタスクを一個も書けない自分が情けない。だから仕事の平日より週末のほうがいろいろやることがあって、忙しい。尊敬できる先輩に出会いたい、素晴らしいメンツに恵まれたいな。

よい週末031

4月の東京、エープリルフールは想定どおり何も起きなかった。ユーモアの少ない東京人にとっての最も幸せな行事だけれども、つまらないまま終わった。大地震のせいにするか、しても良いものか。今年の花見の宴会も自粛するようだ。なんか重い気分が・・・ 僕はまたテレビ無しの生活に戻っている。そのお陰で、大気中の放射線量が減りつつ、すでに標準以下に下がっているのではないかと思い込み、ひとまず安堵した。耳を覆って鈴を盗むと同じで、ちょっと気楽かも。 こんな落ち着かない東京に、今月は母がやって来る。放射線汚染で集団パニックが起きた中国人の中の異種かもしれない。日本も初めてだし、もちろん日本語もしゃべりれないし、英語も話せない。ロシア語なら多少できると言いつつ、簡単な挨拶程度でしか覚えてない。それにしても、ちっとも不安に思っていない。その勇気はどこから湧いてきたのだろう? 母の「日本語なしの東京生活」に期待せずにはいられない。毎日日記を書いてもらおうか。