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芸術家の娘007

おはようございます、saraです。 最近、中国での物件探しを始めました。 今はスペインのバルセロナに住んでいて、今までスペインではバレンシア、マドリード、バルセロナで生活したことがあります。海外生活というと留学していた香港に住んでいたこともあります。短期留学では西安にも住んでいました。 今回、自分で物件を探そうとしてみていくつか驚いたことがあったので、この記事を書く事にしました。 もちろん、今までに本などで読んで知っていたこともあるのですが、日本と違って生活スタイルが本当に多様なんだなと実感させられました。 まだ海外生活の経験は浅いけれど、今までに見聞きした範囲で各国の状況を比較してみたいと思います。 スペイン 現在不景気ということもあって全体的に家賃はそんなに高くないです。私が住んだり見たりした範囲で言うと家賃は6万ぐらいから10万ぐらいの価格帯が一番多い気がします。郊外や地方都市だとかなり安く、都市部でもそこまで高くないという印象です。もちろん、高級住宅地の家賃はそれなりに高いと思います。広さは細かい数字までは聞いていませんが70平米以上ある場所が比較的普通なような気がします。間取り的には寝室が三部屋以上ある家に住んでいる人が多く、リビングやキッチンもゆったりしていて、シャワーやバス、トイレなどは二カ所以上ある物件が多いです。 スペインの物件がこういう間取りになる理由には家族や親戚、親しい友人というコミュニティーを大切にする習慣があるからだと思います。 大学生はお金がないので大抵は2〜3人ぐらいで上に書いたような一般的な物件をシェアしているケースが多いです。そうすると都市部の便利な立地で家賃が例え12万ぐらいしても二人や三人で分ければ4万〜6万ちょっとという感じで、かなり経済的になります。 中国の都市部でもそうらしいですが、ここスペインも基本的に賃貸には家具や家電の一部が付いている事が多いです。更に新しく必要な家具・家電を追加・交換してもらう際には追加で少しお金を払って大家に購入してもらうそうです。 日本 日本で大学時代に見聞きした友人の物件の多くは一人当たり7万ぐらいから13万ぐらいが多かった気がします。もちろん、家族で住めるような広さはなく、「狭くて友達も呼べない」という物件に住んでいる人が多かった気がします。 ...

芸術家の娘002

こんにちは、saraです。 私にとって中国人との初めての出会いは母親が私を妊娠している時にまで遡ります。 それはどうしてか?今からお話させていただきます。 80年代のスペインのバレンシアという街にはまだ東洋人がほとんどいなかったそうです。 (ちなみに2012年現在の移民局はアフリカからの移民が大量にいて、続いてアラブ系や数名の中国人、パキスタン・インド人などの東洋人たちという順に多い気がします。) 両親のスペインでの友人のうち、数名は移民局で順番待ちをしている時に話しかけられたという人たちです。順番待ちと言っても当時は毎日早朝から並んで、やっと数日後に中に入れるというぐらい待たなきゃいけなかったみたいです。 当時私を妊娠していた母親が移民局で順番を待っていると、片言のスペイン語で中国人の人が話しかけてきました。 「君たち子供ができるのか?ご飯の心配はないか?うちでちょっと仕事を手伝わないか?」 というような事を言われたそうです。もちろん私の両親も片言のスペイン語しかできないので、お互いの会話は「これ作る!」「分かった!」「これできる?」「できる!」みたいな会話だったと母は振り返ります。 自分の両親のような芸術家という職業は展覧会やアート系のイベントが立て続けにある時は忙しくなって、経済的にも一気に余裕が出来る訳ですが、逆に数年間仕事がないというようなこともザラにあります。 きっと当時もどちらかというと展覧会に恵まれない時期だったのかもしれません。もしくは妊娠中で思うように仕事ができていなかったとも考えられます。 移民局で両親に話しかけてきたという中国人はバレンシアで初めて中華料理店を開いた人でした。家族を中国に置いて一人で出稼ぎでやってきた人で、「レストランの入り口に龍の絵を描いてもらいたい」と言われて父親は龍の絵を描いて、妊娠中の母親はデザート作りの手伝いをしていたそうです。母は今でも時々杏仁豆腐を作るけれど、もしかしたらその頃に習ったものなのかもしれないです。 両親がレストランで手伝いをしていた頃は店の人たちと一緒に所謂まかないの昼ご飯や夕食を共に食べていたと言っていました。母親のお腹はすぐに大きくなって、レストランでのお手伝いもごく短期間だけで終わってしまったと言っていたけれど、私の...

芸術家の娘001

こんばんは。saraです。 タイトルの通り、私は芸術家夫婦の間に産まれました。 80年代にスペインで生まれ、三歳からは日本の福井という田舎で育ちました。 日本の「三つ子の魂百まで」という諺にもあるように、三歳までの幼少期をスペインで過ごしたことは私の人生にとって大きな影響を与えたように思います。 三歳の頃、初めて日本の空港に着いた時、私の親戚のおばさんたちに会った私は「ママ、外人がいっぱいいる。怖いよ。」というような事をスペイン語で話したそうです。 初めて会った親戚の人はもちろん普通の日本人なので、初対面と言っても誰もハグやキスもしないです。ただ、 「あら、サラちゃん?かわいいわね~よく来たわね。」と言うだけです。 それに対して私は「ママ、みんな私の事を誰も愛してくれないの?どうして誰もキスしてくれないの?」とスペイン語で言って泣き始めてしまったそうです。 恋愛関係も同様で、日本人の曖昧な表現や態度は例え若干の「好意」があると感じても、それだけでは何の「愛の証拠」にもならないじゃないかというのが自分の考えでした。 今まで、日本人と恋愛関係になったことは一度もなく、日本人の「愛の示し方」は私には今でも全く理解できません。 さてさて日本で長い間過ごした後、再びスペインに戻って来ました。 スペイン人の男性の日本人の妻として。 私はスペイン人から見るとまだまだパッションが足りないらしく、冷たい、よそよそしいと思われている気がします。 とにかく、態度やキスやハグで何度も「愛してる」と、友達同士でも家族の中でも常に確認していたい人たちのようです。 でも、一つだけはっきりと感じていること それはやっぱり、気持ちを示さない曖昧な関係よりは、ちゃんと相手に感謝や愛情を示せるような関係の方が健全だと私は思います。